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小麦粉、塩、水、そして手延べの場合は植物性油がそうめんの原材料。手延べ麺は太さ直径1.7mm未満、機械麺の場合は直径1.3mm未満と定められています。ひやむぎもまったく同じ原材料で、その違いは太さのみ。手延べひやむぎの場合は直径1.7mm未満でそうめんと同じ。そうめんとひやむぎどちらで表示してもいいことになっています。ただし機械麺の場合は直径1.3mm以上1.7mm未満がひやむぎになります。ちなみにうどんの原材料は小麦と塩、水のみ。基本的に植物性油は使われていませんが、五島うどんなどうどんによっては椿油といった植物性油を使っている場合もあります。太さは手延べ麺・機械麺に限らず直径1.7mm以上です。 製麺所によって使用している原材料の種類や製法は異なりますが、規定があるためそれほど多種多様なそうめんを製造できるわけではありません。そこでその土地の名産品や身近で採られる食材をそうめんに練り込んでオリジナリティのあるそうめんが誕生しました。 そもそも梅や抹茶などの自然色素をそうめんに練り込んだのが、前号で紹介した五色そうめんといわれています。300年前に八代目長門屋市左衛門が色麺の技術を編み出しました。見た目にも美しく朝廷や将軍に称えられた練り込みそうめん。現在では全国に広がり、様々な食材を練り込んだ魅力的なそうめんが登場しています。 奈良県吉野は、日本随一の桜の名所として世界遺産に登録されている修験道の聖地です。また吉野葛が有名でもあり坂利製麺所では、にゅうめんうどんに吉野葛を使った麺の製造を行っています。今回紹介する「生姜麺」は、生姜パウダーを練り込んだ手延べそうめん。ゆで汁も生姜湯として飲むことができるので、めんつゆで食べるよりも鍋やスープなどにゅうめんとしていただくのがおすすめです。「生姜鍋風にゅうめん」は、ソーメン二郎さんが高校生の頃から友人に振る舞っているおすすめのメニュー。この季節、体の芯からポッカポカ。お腹も心も満たされます。 そしてもうひとつが島原そうめんの梅そうめんです。島原は全国の手延べそうめんの約30%を製造しているそうめんの名産地。しっかりとしたコシと歯ごたえが特徴で、そうめんのトップブランドのひとつです。今回は紀州南高梅を贅沢に練り込んだ春らしい鮮やかな小林甚製麺の「梅そうめん」をご紹介。紀州南高梅だけでなく、五島灘の天然塩、さらに火成岩の一種の半深成岩である「麦飯石」で浄化した水を使用するという水を含めた原材料にこだわっ他社とはひと味違ったそうめん。ほんのり香る梅の風味も楽しんでみてください。春が待ち遠しい2月にぴったりの2種類をお届けします。
今月の絶品そうめん①
坂利製麺は奈良県東吉野にあります。吉野杉や吉野桧といった林業が盛んな場所ではありますが、仕事が安定しないため、地域の人たちの収入源になるようにとそうめん作りを始めたそうです。「自分の子どもたちに自信を持って食べさせられるそうめんを作る」を目標に、国産小麦、油、塩にこだわった製法が特徴です。生姜麺も国産生姜をパウダー状にしたものを練り込み、ゆで汁まで美味しくいただける優しいそうめんです。
今月の絶品そうめん②
小林甚製麺はトップブランドのひとつである島原そうめんの伝統的製法を受け継ぎながらも、独自のブレンドによる小麦粉と五島灘の天然塩、薬石として珍重されている麦飯石で浄化したミネラルウォーター、そして吟味した食用植物油を使用した手延べそうめんが魅力の製麺所です。小林甚製麺を代表する「島原の光」は贈答用としても人気の手延べそうめんです。梅そうめんは厳選された原材料に加え、紀州南高梅を練り込んだ華やかな逸品です。
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