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3月お届けのそうめん

淡路・徳島の旅

鳴門海峡から始まるそうめん街道。

お気づきの方も多いと思いますが、そうめんの製麺所は西日本に多く存在します。日本におけるそうめんの歴史は奈良県三輪から始まったとされ、それが徐々に西側へと広がったのではないかと思われます。地図で見ると三輪素麺、播州そうめんの揖保乃糸、小豆島そうめん、島原そうめんなど日本を代表する多くのそうめんが西日本にあります(東日本はどちらかというと蕎麦の方が定着していたのかもしれませんね)。実際に、東日本では「蕎麦屋」さんや「うどん屋」さんは少し歩いただけで何軒も遭遇しますが、「そうめん」の専門店はあまり見かけません(最近では少しずつオープンしてきたようです)。一方で、そうめんの製麺所が多く点在するエリアには「そうめん屋」さんが蕎麦やうどん専門店と同じくらいにあるのです。購入して自宅で食べるのもいいですが、そうめんの産地へ行って「そうめん屋」さんで地元ならではの食べ方でそうめんを食べるのもおすすめです。
 
 兵庫・播州そうめんで知られる揖保乃糸の産地から南下した淡路島。この島の南あわじ市福良(ふくら)には、祖父の代から続く製麺所「ふくら手延べ製麺所」があります。延ばして寝かす、延ばして寝かすを繰り返す淡路島手延べ技術を利用した“手延べ蕎麦”を開発するなど、淡路島の手延べ文化をそうめんと蕎麦で伝える製麺所です。今回紹介する「淡路島手延べわかめそうめん」も170年以上の長い歴史を誇る淡路島の手延べそうめんに、鳴門海峡で採れたわかめを自社で乾燥粉末加工し練り込んで仕上げています。わかめの色、香り、味が濃いのが特徴で、磯の風味と共に手延べならではのしっかりとしたコシ、もっちりとした食感を味わえる逸品です。またふくら手延べ製麺所では、淡路島のもうひとつの名産である玉ねぎを練り込んだそうめんや、シソやわさび、パクチー麺といった変わり種麺も続々と展開。固定概念にとらわれない新感覚のそうめんが楽しめる製麺所なのです。
 
 南あわじ市福良から鳴門海峡を越えて徳島県へ。剣山連邦の麓の美馬郡つるぎ町(旧半田町)は、四国山地に囲まれた山間部にあり、冬になると「寒風剣山おろし」という冷たい風が吹き下る、そうめん作りに適した気候と風土です。この土地で生まれたのが「半田そうめん」。そうめんよりもひやむぎに近い太麺なのが最大の特徴です。白滝製麺が作る半田そうめんも同様で、モチモチ感が特徴の中力粉、鳴門産の塩、そして麺の酸化を防ぎ風味を活かため数種類の油をプレンドしているのが白滝製麺流。コシが強く温かいメニューでも煮崩れしません。ちなみに普通麺(太麺)の他に、厳冬期限定でしか製造していない極細麺、普通と極細の中間の細さの細麺もあり、普通麺とは違った食感も楽しむこともできます。

今月の絶品そうめん①

ふくら手延べ製麺所「淡路島手延べ わかめそうめん」

祖父の代から三代続く南あわじ市福良に拠点を置く製麺所。14工程約40時間かけて作る手延べそうめんに、自社で乾燥粉末加工した鳴門海峡産のわかめをたっぷりと練り込んでいます。袋を開けたときに磯の香りが漂うだけでなく、茹でてもわかめの風味が残ります。しっかりとしたコシとなめらかな舌触りでツルッとした淡路島手延べそうめんとのコラボをとくと味わってみてください。

今月の絶品そうめん②

白滝製麺「半田手延べそうめん」

白滝製麺は半田地区にある約20軒の製麺所のひとつで、何よりも“コシ”にこだわり、独自の製法で半田そうめんを作っています。太麺のためゆで時間は6分と長めですが、冷やしでは圧倒的な噛み応えがあり、温かいメニューでは煮崩れしないため鍋やスープに加えても美味しくいただけます。またパスタのようにオリーブオイルやトマトソースと合わせたりしてもいいでしょう。

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